不安感に襲われることは自律神経失調症の典型的な症状
自律神経失調症の症状の中で個人的に最も厄介だと思うのが、理由も無いのに常に不安感に襲われることです。もちろん根拠のある場合はさらに不安感も強く、少しの事で動揺したり常に追われているような感覚がつきまといます。
このような不安感が常に出てくるのは自律神経失調症などの典型的な症状だと思います。本当に辛いのが、このような状態が非常に長く続くことにあるんですね。
回復してパニック発作などが出てこないようになっても、こういった不安感や体調が悪くなるなどの症状はかなり長期間に渡って出てきます。
他にも脚が病むという症状が私を悩ませました。別にぶつけたわけでも風邪をひいたわけでもないのに、体の色々なところが病むんですね。この症状が出てきたら、「あ〜自律神経が乱れてるな」とすぐにわかりました。ただ周囲の人はこういう病気の実際の症状をあまり知らないので、なかなか理解してもらう事ができません。
だからこそなんとしても病気を治療しなければならないと思ったのですが、このような方法を使って私は自律神経失調症を完治させました。
うつ病やパニック障害になっても心配しないで!!
うつ病やパニック障害になったらものすごいショックを受けることでしょうし、尋常ではないほどの不安に駆られるかもしれません。私が病気になったときも実際にそうでした。
パニック障害からうつ病に移行してしまう事を知っていましたから、このまま私はどうなるのだろうと目の前が真っ暗になったことを覚えています。
パニック障害で死ぬかもしれないという恐怖もあったのですが、それ以上に廃人になって社会復帰ができなくなるかもしれないという不安に襲われたんです。
また私の知人にうつ病と診断されて自殺してしまった方がいました。パニック障害になったその日もたまたまその人の事を考えており、自分も同じ道を歩んでしまうことになるかもしれないという恐怖でどうしようもなくなってしまったんですね。
ただ数年経ってうつ病とパニック障害を克服した今では、元通りの元気な状態まで回復する事ができていますので、今こういった病気に苦しんでいる方々には心配せずに治療に集中していただければと思います。必ず良くなっていくことを信じてください。大丈夫です。
不安障害とパニック障害の線引きは曖昧?
私は当時パニック障害を発症した頃、心療内科で診断された病名は不安障害でした。
明らかにパニック発作があったのでパニック障害があてはまっていると思ったのですが、このへんの線引きはどうやら非常に曖昧なようです。
うつ病や自律神経失調症の症状はパニック発作がおさまってからも数年間続いていましたが、一体自分は何の病気なのか、パニック障害は治っているのかどうかも解らない状態でした。
でも今思えば病名にそこまでこだわる必要は無かったのかもしれません。
私がこれらの病気を完治させたのは、言葉や思考の扱い方を覚えた事、
それから首のこりを改善して自律神経の流れを良くしたことにあると思っています。
まず自分自身の考え方を変えなければ、仮に症状が良くなってきたとしても
いつも不安な自分を抱えなければならないのです。
でも心が変わり始めると病気のことなどいつの間にか忘れて、
気がついた頃には完治しているということもあり得ます。
実際私がそうでしたからね。
そしてストレートネックなどの場合は首の治療をすれば
完璧に不安障害やパニック障害を克服することができます。
自律神経失調症やうつ病・パニック障害は首こりを治せば改善する!
私は自律神経失調症を完治させるためにインターネットや本を読みあさって様々な情報を集めていましたが、首こりを治す事で自律神経失調症が治るとは思ってもみませんでした。
最近では首こりが色々な病気を引き起こしているという内容を目にする機会が増えてきましたが、心の病気にまで関わっているとは思いもよらず、それで治る可能性が高いということで非常に嬉しくなったものです。
この首こりに興味を持ったきっかけが、ストレートネックがうつ病や自律神経失調症の原因になりうるため、非常に危険であるというニュースを見た事です。
ストレートネックというのは首が真っ直ぐに歪んでしまう症状のことで、うつむき姿勢が多い人がなってしまう傾向にあるそうです。
最近では電車やバスに乗っている時、または歩きながらでもスマホを見ている人がとても多くなりましたので、殆どの人が当てはまっているか予備軍ということになりますよね。
私自身もパソコンに向かっている時間やスマホを見ている時間が長いため、必然的にうつむき姿勢を長くとっていました。ですからこの事実を知ってからは首に負担をかけないように仕事をしていても15分に1回は休憩をとったり、なるべくうつむき姿勢をしないように気をつけています。
それから夜はリラックスしながら首をマッサージしたりストレッチをしたりしていますが、こういった習慣の継続で自律神経失調症の症状は改善されていったと思っています。
自律神経の乱れからくるパニック障害やうつ病が首こりで治るのであれば、原因不明の難病というわけでは無くなるはずです。ですから少しでも首が原因であるという疑いがあるのであれば、首の不調を改善するように努めてみてはいかがでしょうか。
自律神経失調症の改善には呼吸も大切!!
自律神経と呼吸が非常に深く関わっていることはどこかで聞いた事があるかもしれません。
私たちは呼吸をしなければ生きて行く事ができませんが、呼吸には体を癒す力もあります。
緊張したり不安な状態にあるときは呼吸がどうしても浅くなってしまっているものですが、こういった状況のときは交感神経が優位になっています。
ほとんどの人は普段はあまり呼吸に意識を向けていないと思いますが、ふと意識すると忙しい人や心に余裕の無い人は、大抵呼吸が浅くなっています。
逆にゆったりとリラックスしているときは呼吸は深く長くなり、副交感神経優位になっています。ですから呼吸が浅いタイプだと自覚している人は、意図的に呼吸を長く深くすることによって心身をリラックスさせることが出来るのです。
自律神経失調症を改善するためには特に副交感神経を意識的に優位にする必要がありますから、このように呼吸を改める習慣を持つ事は効果的と言えるでしょう。
ちなみに腹式呼吸という言葉は一度は聞いた事があると思いますが、これは自律神経失調症を改善させる呼吸法としては非常にオススメです。
やり方は息を吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹を凹ませるという方法です。
腹式呼吸はリラックス効果以外にも脂肪燃焼、便秘解消、ストレス軽減などのメリットがあると言われています。
仕事の休憩時間やちょっとした空き時間を利用して一日に数回行うだけでも、習慣とすれば効果が期待出来ますので試してみてほしいですね。
自律神経失調症を治すセロトニンを出すため早寝早起きをする
自律神経失調症という病気は交感神経と副交感神経の働きのバランスが悪くなるために起こります。
これらの原因はストレスや血行不良、首こり、ストレートネック、肩こりなど、
様々なものがあると考えられていますが、
いずれにしても副交感神経を優位にしてリラックスさせるように促す必要があります。
特に恐怖や不安感に襲われたり、パニック発作のようなものが起きる場合はこの副交感神経の働きが衰え、交感神経が暴走することによって起こるのですね。
ですから副交感神経をしっかり働かせるように意識がけなければならないという事です。
ではどうやって副交感神経優位にするかというと、その鍵はセロトニンというホルモン物質が握っています。
セロトニンが分泌されるとリラックスして気持ちが前向きになりますが、この時は正に副交感神経が優位になった状態なのです。
ではこのセロトニンを分泌させる方法は何かというと、一番良いのは朝早く起きて太陽の光をたっぷりと浴びること。
日の光を浴びるだけでセロトニンは分泌するのですが、自律神経が乱れると不眠になったりしますので、朝早く起きられなくなる人も多いようです。
しかし朝から日の光を浴びてセロトニンが分泌されると、夜になるとメラトニンという睡眠導入ホルモンが分泌されて自然と眠たくなります。
海水浴などに行くと帰りは自然と眠たくなりませんか??
これは日の光を浴びた事によって、セロトニンが沢山分泌され、メラトニンも分泌されたからです。
ですから自律神経失調症に悩んでいる人こそ、出来る限り早起きして日光浴をしてください。夜も早めに寝る事ができるので良いスパイラルを作る事が出来ます。
またリズム運動もセロトニンを分泌させる方法の一つですので、早朝にウォーキングなどをしながら太陽の光を浴びれば一石二鳥ではないでしょうか。
早くから行動すると心も体も気持ちよくなりますから、自律神経失調症の改善もまた早くなるはずです。ぜひ生活の中で取り入れてみてください。
全身の血管をマッサージすると自律神経失調症に効果的
私は自律神経失調症のために全身の血管マッサージを行っています。
これはとある健康関連の本を読んでから毎日実践しているのですが、
血管マッサージを行う事によって自律神経の働きを正常にして
症状を改善させる効果があるということなのです。
では血管マッサージというのはどういったものなのかというと、
実は普通のマッサージと特に変わりはありません。
強いて言えば強めに筋肉に圧をかけるように揉むという感じですね。
これを暇があれば行っていますが、
一カ所につき5分くらい時間をかけてマッサージしていきます。
私の場合は特にふくらはぎを重点的に行うのですが、
ふくらはぎは心臓に次ぐ第二の血液ポンプと呼ばれるくらい
血液の流れに重要な関わりを持っているからです。
これを毎日15〜30分程度行っていますが、
終わった後は気分がスッキリして全身が軽くなったように感じますよ。
このような血管マッサージは自律神経失調症だけでなく、
高血圧や肩こり、首こり、美容などにも改善効果が見られるので一石二鳥なのですね。
また40℃くらいのお風呂に入って血管マッサージをするとさらに効果的です。
お風呂の熱でさらに血行が良くなるし、浮力が働くため手の届かないところまで簡単にマッサージ出来るからです。
ただし、熱すぎるお風呂は血圧を上げてしまう可能性があるので、注意してください。それと入浴後は体から水分が出てしまい、血液がドロドロになるので必ず水分補給を行いましょう。
この血管マッサージはお金も掛かりませんし手軽にいつでもどこでも出来る血管マッサージは、ぜひ今からでも始めてみてほしいですね。